ワタナベ美装ロゴ

社長ブログ

2011年12月16日社長ブログ

ボランティア報告Ⅲ

皆さん、こんにちは。

昨日は、ブログが更新できず、今日は17:00より、トップスターミーティング
があり、18時半より、「大望年会」をします。忘れる年ではなく望む年の会です。
そんなわけで、ばたばたするとまたブログが書けないので朝に書いています。
今日も、ボランティア残り2日のことを書こうと思います。

12月9日、この日は陸前高田の長部地区に行きました。10日に行われる
気仙町復興祭の準備です。こちらでも、住民の方とコミュニケーションが
とれるようになるまで、時間がかかったと、この地区を担当されている稲田さん
がおっしゃっていたのですが、今はものすごくいい関係が出来ています。

この地区の風景です。白い枠線は祭りの駐車場となる場所にボランティアが
引いたものです。ここも震災前には90軒ほど家があったそうですが、今は
写真の奥に見えている20軒ほどになってしまったそうです。がれきが撤去
され、きれいになるとそこに家があったことが私たちにはわからなくなり、
元々こういう広い敷地があった錯覚を持ちます。祭りに向けて、ツリーの
飾り付けもしました。飾りも手作りです。
  

この地区の拠点となっている、丸太小屋です。この地区の長老たちは、すごいです。
何でも作られます。ただし、この丸太は津波でなぎ倒された木で作っているので
そう思うと複雑です。小屋からテーブルや椅子を運び出します。
 

第1会場となる下のグランドでは、明日の焼きいもの下準備が進んでいます。
前の祭りで使用したピザ焼き窯で、今回は焼き芋を焼きます。ちなみにこの
写真の方はペンションのオーナーではなく、ボランティアのリーダーです。
僕が6月に来た時もおられました。このまきはドラム缶に入れて暖を取ります。
ここは陸前高田なので、このまきには、高田松原の松も含まれています。
京都の送り火で見送られた松です。こちらではそんな事気にしていません。
悲しいことに、現地では気にしていない事が、遠くになるほど過剰反応に
なっているような気がしてなりません。
  
さていよいよ祭り会場の入口の看板作りです。看板と言ってもちゃちなものは作りません。ここのお父さんたちは何でもみんなで協力して作ります。看板に使った木の切り株です。もちろんここも津波が来ています。切った木の皮をはいで、バーナーであぶっています。これは、虫などがつかないようにです。
 
いよいよ筆入れです。まごころネット陸前高田担当稲田班長が、長部地区自治会長より任命されて小学校4年の時に取った書道2段という腕前で筆入れします。地元のお父さんたち、ボランティア多くの注目を集めての筆入れです。そのあとユニックで吊りあげて移動です。
  
いよいよ設置です。お父さんたちの笑顔が素晴らしいので、少し大きく載せます。

お父さんたちもこうしていると笑顔ではあるのですが、決して良くなっているわけではありません。今でも、行方不明の方がご遺体で見つかったという報告は、ボランティアでの朝礼であります。今日で終わらせようと思ったのですが、もう少し書きたいことがあるので続きはまた明日以降に書こうと思います。
 
感謝

 

アーカイブ

お気軽にご相談ください!

現地状況により、プランが変わってきます。まずは現状把握の為に簡単にお話をお伺いいたします。電話またはお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。